死ぬ権利、の権利にいつも引っかかる。
どもこんにちはー。
ブログ復活でなぜか緊張しているひのもりです(汗)
まーたフェードアウトだったらどうしよう〜とかね(笑)
で、医療の話ほぼメインでやっていこうと思っているので、
最近あった出来事のことでも。
ASLに罹患していた女性が医師2名に安楽死を依頼して殺害されたという嘱託殺人事件。
ニュースに対しての意見書き込みは、
「女性の気持ちわかる」
「医師を罪に問わないで欲しい」
「日本も尊厳死が認められたらいいのに」
というのが多い印象。
こうした事件は今回が初めてでもなく、世間では安楽死や尊厳死の話題は何度となく出てきている。
この手の話は、答えはないだろうし、これからも答えが出てくることもないだろう。
外国人の安楽死を認めて受け入れてるスイスだって、あれこれ議論は続いているのですよ。
そりゃそうでしょうね。これ知ってホッとしたよ私は(笑)
私だって、誰かだって、状況が変われば、価値観が変われば、
今思う「これ」という考えだってすぐ覆るだろう。
こういう話でいつも引っ掛かりがあるのが、
死ぬ権利の権利ってなんなのさ。なのです。
死ぬ権利なんて、いつからあるの?
死ぬ権利って、誰もが持ってるの?
死ぬ権利とか聞くと、なんだかそれ自体がすごい凶器に感じるんだよね。
一方的に周りを切り裂き回るみたいな。
そう感じるの私だけ?
権利なんて牙をむかれると、
権利なんて無いよ。って言いたくなる。
病気、難病に罹った人はこれまでに関わってきたことはある。
医療従事者のほとんどは、命を救いたいという気持ちで日々仕事をしてるのではと思うんだよね。
臨床だけじゃなくて、研究職の病理医とか、そういった人達も日々そういう気持ちで仕事してると思うんだよね。
意味のないように見える延命に反対する医療従事者だっている。
今回嘱託殺人として逮捕された医師たちとかも。
その人たちだって、命とは何か、生きるってなんだろうとか、
そういう葛藤を抱えながら仕事してきたんだ思うんだよね。
病気に罹った人から「死なせろ!」と言われたら、どう思う?フリーズする?
だけど、その言葉をそのまんま受け取らずに、本人も気がつかない奥の何かを探し出す、
それが医療従事者に求められていることじゃないかな?
あ、医療従事者じゃなくても、必要だね。きっと。
とにかくまあ、
「権利」って聞くととっても引っかかるのでありました。
そんな権利、あるのかなって。
ではー。